どうも、個人投資家のしんたろーです。
先週で8月決算繁忙期を終えたので、これまでの株思考を振り返っていきます。
比較表でまとめると、こんな感じ。
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過去・現在・オルカン積立
時価総額:気にしない・大きくない方がいい・省略
PER:20倍以上でも買う・20倍以上だとやや抵抗感ある・省略
株主還元:気にしない・株主の方を向いてる方がいい・省略
時間軸:短期・数ヶ月~年単位が基本・年単位
買うタイミング:チャート重視で基本成行・買う理由を見つけたら指値でコツコツ・毎月一定の金額を積立
売るタイミング:テクニカル重視・買う理由が減ったときや株価が急騰したとき・資金が必要になったとき
株の見つけ方:Xや売買ランキング・決算ごと調査・投資信託で検索
IR:気にしたことがない・めっちゃ見る・省略
信用:がんがん使う・自分でルールを決めて使うときつかう・省略
地合い:気にしまくる・そこまで気にしない・気にして右往左往したら積立の意味がない
※地合いとはSP500や日経平均などの株価のこと
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それではそれぞれ少し深掘りしていきましょう。
過去の株思考:短期でテクニカルトレード
振り返ると、2021年から本格的に株式投資を始めています。
株の考えは基本短期、チャートやロウソク線をみてデイトレや数日単位の投資を繰り返していました。今覚えば、その勝負を繰り返して勝てるという根拠が言語化できてないので、完全に投機です。
でも当時はそんなこと気付けないんですよね。自分でなんとなくな理由を見つけて、それにすがっていたのに気付けたのは、じぶんのなかの大きな変化だと思います。
とくに想定と違う状況になったあと、アレコレ理由を探して、
- 「このあと株価が上がるはず(買いで入って含み損になってるとき)」
- 「このあと株価が下落するはず(空売りで入って含み損になってるとき)」
など、自分を安心させる謎材料を後付けで探す行為は何度も繰り返していました。
今なら、この思考では絶対に株で勝ち続けることはできないと断言できるので、今後もこの思考に陥らないよう、慢心しないで投資を続けていきます。
日本株以外に、米株・BTC・アルトコインも触っていましたね。
あこがれはテスタさんやcisさん、BNFさんですね。途中、片山さんや井村さんのような長期投資に憧れましたが、まあ無理だなあと諦めていました。
結果、コテンパに負けました。今ではいい想い出です。
現在の株思考:中長期でファンダトレード
短期投資を5年間継続して、今年初旬から投資に対する考え方を大幅チェンジしました。健康面や投資環境の変化が、スタイルチェンジをした理由です。
投資対象は日本株のみ、過去と比較すると、とくに時間軸と株の見つけ方に変化があります。
前までは決算を2回以上跨ぐなんて考えられませんでした。
また中長期投資を始めようと考えたときと、今現在でも以下のように、少し考え方の変化があります。
- 売上や営利は、しっかり数字の中身を理解するまで調査する
- 株を買う理由は、「いつか⚪︎⚪︎するだろう」の雰囲気ではなく、確度が高い予想を自分で精査し続けて、更にその情報をアップデートできる株を買う
- 決算後の買うタイミングは、落ちたら買おうではなく、自分の調査力を信じて、一定の水準でも買い向かう
- 売るタイミングは、業績の変化が一定ではなく継続性があると足りる根拠を追いつつ、買う理由がなくなるまでしっかり保有する
- 地合いは気にしすぎない。特に暴落時。何の成長にベットしてるのか、しっかり意識したい
これらをやや深掘りした記事も書いてるので、気になるものがあれば読んでみてください。
- 売るタイミング→【たられば】4月の関税でびびって利確した大盛工業が今日上方修正!保有してたら35%以上の含み益だった (8月15日まで保有してたら4倍なって、5倍みえてたw)
- 地合い→5月の決算繁忙期を終えて!何と向き合っているかをしっかり意識したい
- 投資対象→1年前と今現在の投資対象の変化とは?8月12日現在の運用成績はどうなの?2025年気づいたら逆張り投資家になってきたかも
- 買う銘柄→【どんな株を買う?】8月の決算繁忙期の前に改めてどういう株を買うか簡単に6つ言語化してみた
オルカン積立投資の思考:コツコツ積立で株のβをとる
オルカン積立は、コツコツ一定の金額を積み立てることで、世界の市場成長の恩恵を受ける戦略。
おそらく大多数の人が、買う前に、「よし、オルカンは年単位で右肩上がりだから買えば間違いない」と思って買いますよね?
なので地合いを気にしすぎて、例えば今年4月のトランプ関税ショックや昨年8月の植田ショックで損切りや微利確する行為は、期待値-の行動につながる確率が高いのではないでしょうか。
ポジションを減らす(利確・損切り)は、家を買う・車を買う・子供の入学資金にあてるなど、大きいお金を使う理由ができたとき。
これを厳守できないと、世界の市長成長の恩恵を受けるのは難しいと思うのです。
オルカンの考えについては、こちらの記事にまとめています。
日経平均-9%の大暴落で売った株と残った株の違いとは?オルカンはどっちに入る?新NISAの積立・成長投資枠は売却すべきか
NISAの積立投資枠・成長投資枠はどう使っているのか
ぼくのNISAの考えは明確です。
- 積立枠:株でβ(市場の成長)ではなくα(企業成長)を奪りにいってるので使わない
- 成長投資枠:極端にいうと、0になるかめっちゃ成長が見込めそうな株に使う
成長投資枠は、例えば今ならクシムなど、裁判に勝利して「暗号資産・販売所 - Zaif(ザイフ)」が元に戻れば、株価が2倍以上見込めるだろうと思える銘柄に使いたいです。

クシムの月足チャート
成長投資枠のメリットは、約20%分の税金がかからないこと。それならめっちゃ儲かりそうな株で、その枠を埋めた方が、期待値が高いと思うのです。
※クシムは分かりやすいと思ったので事例でだしました。ウォッチしていますが、実際に購入していません。やっぱり不確定要素が多すぎますからね。。。
この戦略が向いてない2パターンの事例
成長投資枠の上限額「年間240万円」が、株に使える金額の大部分を占める方に、この方法はおすすめしません。
0か100の博打は、投資ではなく投機です。お祈りする投資はやめた方が、株で勝てる確率は上がります。
またオルカン積立投資をしている人にもお勧めしません。個別株を買うくらいなら、オルカンで枠を使った方がいいです。
その理由は、大多数の金額を市場成長にベットしてるのに、高配当株や優待株に興味をもって買うのは、ご自身の投資理念に反してるのでは?と思うから。
何かの本で「暇な投資ほど儲かる」という言葉を目にしましたが、きっとオルカン投資をする人も、色んな本やYouTubeを読み漁り、自分で納得してからオルカン積立を実施してるはず。
暇な投資に飽きて、刺激を求めて、個別株に成長投資枠を使うことで「火傷をするリスク」を取るくらいなら、素直にオルカンにベットした方がいいと思うのです。
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この記事が何らかの参考になった方は、
こちらをしていただけると、モチベーションに繋がるので嬉しいです。
株のブログ|しんたろーの株式投資日記を見にきてくてれて、ありがとうございました^^
最後に、冒頭の比較表をみて、あなたの株の考え方をコメントに記載してくれると嬉しいです。色んな考え方があるからこそ、株式投資は楽しいと思う。それでは!
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